2014年
1月
31日
金
「福祉」って、何でしょう?
なっこの[発達]を客観的に見たとき、、
身体の発達の面から言えば、
あかちゃんの時・・はいはいして、立って、伝い歩きして、歩いて
だいたいみんなと同じようなスピードで成長をしてきました。
しかし、言葉の発達の面から言いますと、
ものすごく ゆっくりな成長で
気持ちを伝え合う コミュニケーションの力が、
極端に低く10歳の今でも、1歳~2歳くらいでしょうか?
用事があると、私のところにきて、手を引っ張るか、
「おねがい」とか「ヨーグルト~」とか言って、
ほしいものを単語で言ったりする程度です。
こちらから なっこに 伝える時には、簡単なことばだと通じます。
「かして」「ちょうだい」「歯磨きして~」「宿題して」など、
いつも使っている事はよくわかります。
けれども、2歳の子どもには、
簡単に出来そうにないことが できたりします。
得意なところ。
それは、
歌は、たくさん正確に歌えますし、
4年生になった今は、みんなと合わせて一緒に歌えたりします。
そして、絵本や、図鑑なんかも好きですが、
DSゲームとか、パソコンが大好きで、
パソコンを立ち上げて、youtubeを開いて動画を楽しんだりします。
その中で覚えた英単語や中国語等の発音は、
とても良かったりして、私たちはビックリします。
同じ4年生が知らない英単語をたくさん言えたり・・・。
こういった面は、一部、高いところまで発達しています。
発達の中に高いところと、低いところ、
この極端なデコボコの、アンバランスさ
発達障がい、自閉症の特徴だと言われていますが、
このデコボコが激しいところに、
この障がいの生きづらさがあると聞きます。
アンバランス・・
ちょっと考えてみました
「これは、、誰にでも起こりうることじゃないかな~?」
例えば、自分が病気をしたとき、とか、足を骨折したり、、
例えば、ペットが亡くなった時とか、
親しくしていた人が亡くなるとか・・
ショックなこととか、悲しいこと・・が
程度の差はあっても、誰にでも ある。
そんな時、少なからず、身体や心が、
アンバランスな状態になるんじゃないかな~?と。
それも人によって程度は様々。。
その時に、
周りのお友だちから、「だいじょうぶ?」と声をかけられたり、
「手伝おうか~?」と言われたり、そっと側にいてもらったり
そうしてもらえたことで、
気持ちが穏やかになること 力をもらうこと 多いと思います。
アンバランスな状態の
なっこのことを、よく見て よく理解して、
そして、声をかけたり、応援する そうやって 支えてもらう・・
そんな風にしてもらっている 今。
障がいが障がいでは 無くなっている ような気がします。
なっこが、なっこのままで、過ごせる環境。
そういうことが、「福祉」っていうことなんじゃないかな~?
だから、誰にでもあること。みんなのこと。なんじゃないかな~?
2014年
1月
05日
日
「大変」と言えるうちは、まだ大丈夫
今から7、8年前
なっこの発達に何らかの障がいがあると分かってきた頃、、
いろんな事が頭の中を巡りました。
決して逃げられないと分かっているが、逃げ出したいような気持ち。
受け止めて しっかりしていなくては・・・と思いつつ、
なっこの親として・・というよりも「障がい児の親になる」という想像が。。私の中で、それまで考えていたよりも差別的な気持ちがあったことに気づき、、自己嫌悪。
そして、その想像の壁の中に入れられる としか未来を想像できず、、自信がなく不安な気持ち・・・。
「大変」って、周りに思われたくない意地張りな自分にも気づきつつ
「大変だからね~」と、思われて甘えて過ごしたいような気持ち。
これから向かう道が重く暗いような気がしてならず、涙が止まらなかった。
なっこを育てるということは、
(私自身の)想像の壁をとっぱらう作業になるなーと、同時に思ったものでした。
2歳から数年は、「大変」でした。
でもそれは、なっこと親子になるために必要なことだっただろうと、今、思います。
あの時間があるからこその親子の絆があると。
それは、他の親子と比べるものでもなく、
「大変」「大変」と言えている間は、そう困っているものではなく、
本当に困っていたら、簡単に「大変」とは、言えなくなる・・
それも、最近気づいたことです。
口に出せて、聞いてもらい、助かることがたくさんありました。
聞いていただいたこと、本当に本当に、今でも感謝の気持ちになります。
口に出して言えない苦悩を抱えている人もたくさんいます。
しかし、人間、やわではないですねっ。
そんな時でも、明るく過ごしている人がいます。
障がいや病気で、周りからみて
大変そうにみえても、本人や家族にとっては、かけがえのない貴重な時間だったりするのです。本当の幸せな時間だったりするのですよね。。
比べられるものでは、ないですねっ。
その時、どう感じ、どう生きていくか。
幸せみつけの上手な方をお手本に、今年も生きていきます!!(*^_^*)